社会全体で支え合う
『介護保険制度」を理解しましょう。

みんなで支え合う介護

かつては、子どもや家族が行うものとされていた親の介護ですが、高齢化が進むにつれ、介護を必要とする高齢者の増加や核家族化の進行、介護による離職が社会問題となりました。

こうした中、家族の負担を軽減し、介護を社会全体で支えることを目的に、2000年に創設されたものが介護保険制度です。現在では約 606万人の方が利用し、介護を必要とする高齢者を支える制度として定着しています。

40歳から 64歳の方については、ご自身も老化に起因する疾病により介護が必要となる可能性が高くなることや、ご自身の親が高齢となり、介護が必要となる状態になる可能性が高まる時期であることから、40歳以上の方からも介護保険料をご負担いただき、老後の不安の原因である介護を社会全体で支えています。

介護離職ゼロを目指して

その一方で、介護を理由として離職する方が毎年約 10 万人いると言われています。政府としては、一億総活躍社会を実現するため、必要な介護サービスの確保を図るとともに、働く環境の改善や、家族への支援を行うことで、2020 年代初頭までに、介護離職者をなくすことを目指しています。

仕事と介護の両立のための制度

(※1-5:改正育児・介護休業法、改正雇用保険法の適用される日と内容を記載しています。)

  1. 介護休業制度
  2. 介護休暇制度
  3. 介護のための短時間勤務等の制度
  4. 介護のための所定外労働の制限